当NPOについて

人間が年をとったりケガや病気をして自分のことを自分でできなくなった時、日本では多くの場面で「家族」にケアの役目を求めてきました。

　ケアだけではありません。個人の保証機能までもが「家族」に求められ、就職するとき（仕事），居宅に入居するとき（住居），病院に入院するとき（医療），施設に入所するとき（介護）といった、いのちと暮らしに関わる根幹的な部分に「連帯保証人」や「身元引受人」が必要とされています。

　しかし少子高齢化が進む日本では、頼れる「家族」がいない人達も増加しています。

2024年に厚労省が公表した「日本の世帯数の将来推計」によると、2050年の単独世帯の割合が4割を超えるという予測が出ています。身寄りのない人々が安心して生活できるように、いざという時のケアや保証を行うシステムが必要になっています。

　このような社会情勢に対応するため、やどかりサポート鹿児島は、連帯保証人を探すことができない方のために、法人による連帯保証（地域ふくし連帯保証）を提供し、つながり作りを推進しています。

やどかりプラスは連帯保証提供事業が、他の家賃保証会社のシステムと異なるのは「支援者」を配置するという点にあります。

「支援者」は、あらゆる社会資源を活用して、利用者が孤立することなく安心して生活が送れるよう支援しますので、利用者との関係が維持でき、継続的なサポートが可能となるのです。

～安心して暮らせる地域づくりを目指して～

「地域社会で暮らしたい」というごく当たり前のことが、様々な障壁によってできない人々がたくさんいます。

地域に点在する多くの社会資源が結びつき、社会や家族との関係性を失ってしまった人々をあたたかく支えていく地域社会こそ、やどかりプラスが願う活動の目です。

やどかりが自分の住み良い家を探すように、誰もが安心して生活するための入居支援を行うという意味を込めています。