当法人は2007年より、連帯保証人が確保できず居住に困難を抱えている方々に対して連帯保証を提供する「地域ふくし連帯保証」を展開しています。「地域ふくし連帯保証」の利用者は、連帯保証人がいない方であり、身寄りがないか、身寄りがいても頼ることができない等、社会的に孤立した状態にある方がほとんどです。その対策として「当事者主体の居住支援」というコンセプトを掲げ、以下の活動を実施しました。
1.「当事者によるアウトリーチ事業 」
「地域ふくし連帯保証」の利用者、すなわち一度は居住困難に陥った経験を持つ当事者自身が、社会的孤立状態に陥っていると危惧される対象者(当法人の地域ふくし連帯保証の利用者、元ホームレス生活者、身寄りがない方々の互助会の会員、民生委員・地域包括支援センター等からリファーを受けた方、その他)に対してアウトリーチを実施しました。年間のべ823件。
アウトリーチの対象者の状況に応じて、居場所事業への参加、「つながるあんしん事業」への参加、LINEオープンチャットへの参加、「孤独死ゼロアクション」への参加、地域の様々な居場所への参加等を促し、「つながり」を構築しました。
2.「当事者主体による居場所「CoCoDe」の運営」
コロナ禍や物価高騰の影響で孤立状態に陥っている方々がつながりを取り戻し、社会の中で役割を回復するための居場所である「CoCoDe」を、雇用されたピアサポーターを中心に、当事者の方々が主体になって運営しました。年間50回開催し、のべ389人参加いただきました。
3.「つながる・つなぐミーティングの実施」
アウトリーチ事業・居場所の運営を行う当事者を中心に、現状の報告、課題の共有、今後の事業展開、個別の支援事例の検討等を行うミーティングを合計12回実施しました。
4.「つながる・つなぐスキルアップ講座の実施」
アウトリーチ事業・居場所の運営を行う当事者のつながるスキル・つなぐスキルを向上させるための講座を合計6回実施しました。
みなさまの寄付のおかげで、つながりを失った方々が孤独・孤立状態に陥ることなく、支えあって暮らしていけるよう、様々な活動を展開することができました。互助活動の参加者たちは、これらの活動を通してしっかり意義を感じながら生き生きと暮らすことができています。その互助活動の下支えとなれるようNPOとして、今後も継続していきたいと考えています。
職員一同そして活動に参加した当事者一同、寄付をいただいた皆さまへ心よりの感謝を申し上げます。


