令和6年度 独立行政法人福祉医療機構社会福祉振興助成事業(WAM)のご報告

独立行政法人福祉医療機構社会福祉振興助成事業にて助成いただき、2024年4月〜2025年3月までの期間、
「当事者主体の居住支援から『コミュニティのしごと』を起こす事業」として以下のような取り組みを行なってまいりました。
1.「無料シェルターの運営」

物価高騰の影響の中,目的が限定されない無料のシェルター,すなわち属性に関わらず誰にでも提供可能な「その日の屋根」を運営することにより,誰もが安心して過ごすことのできる場所及び地域生活を再構築することのできるステップを提供すること,を目的とし,個室シェルターを3戸運営しました。

2.「コミュニティのしごとによる支援」

居住支援をとおして『身寄り』がない人たちに多くかかわり,居住困難に陥った経験のある方々のコミュニティ形成支援を行う中で,『コミュニティのしごと』に行きついたわれわれは,本年度本事業に取り組み,様々な形で『コミュニティのしごと』を起こしていきました。

3.「コミュニティのしごとづくり検討委員会」

『コミュニティのしごと』に関する共通意識を醸成し,当該共通意識をもって地域全体に対して活動を発信して地域の困りごとの解決に資する活動を行うことを目的とし,委員会を全8回実施しました。

4.「特定非営利活動法人 暮らしづくりネットワーク北芝への視察」

他地域におけるコミュニティづくり・しごとづくりの実践を視察することにより,居住困難に陥った経験を有しているピアサポーターによる『コミュニティのしごと』を充実発展させることを目的に,「暮らしづくりネットワーク北芝」の視察を行いました。

5.「シンポジウムの開催」

本事業の成果を示し,シェルターの必要性を明らかにするとともに,互助の推進と互助を基盤とした『コミュニティのしごと』づくりが当事者と地域の課題を解決する可能性について全国に発信することを目的とし,2025131日にシンポジウムを行いました。

以下リンクから、成果報告書(pdfファイル)をダウンロードすることができます。

令和6年度 独立行政法人福祉医療機構 社会福祉振興助成事業_NPO法人やどかりサポート鹿児島_報告書

今年度の事業において得られた成果は、ご関係者の皆様の並々ならぬご協力のおかげだと思っております。
心より感謝申し上げます。今後も活動から抽出した課題と向き合い、積極的に取り組んでいく所存です。


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©YADOKARI SUPPORT KAGOSHIMA.
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