こんにちは!やどかりサポート鹿児島広報スタッフです。
10月に入り朝夕は涼しくなってきましたね。日が沈むのも早くなり冬が近づいているのを感じます。
私たちやどかりサポート鹿児島は住居の連帯保証を行っているわけですが、住居だけではなく医療や就労、就学の際にも保証人が求められることがあります。今回のサロンでは参加された皆さんから住居以外に関する保証人の問題について語っていただき、意見交換をしました。
身寄りのない人が抱える病院入院での困難
今回のサロンで保証人の問題について話すことになったきっかけがあります。
ある身寄りのない男性が大きな病院で検査し、入院することになったのですが、その際に保証人が求められました。その男性は検査で何時間もの時間とお金を使った後で保証人が必要だとの説明を受けたのです。もし、はじめから保証人が必要だと言われていたら別の病院を探して検査をすることもできたでしょう。男性は身寄りがなく保証人になってもらえる人はいないことを伝えますが、係の人は「保証人が必要です。」の一点張りでした。
結局、病院の「上の人」が出てきて、柔軟に対応してもらったおかげで入院することができました。しかし、身寄りがない人の入院手続きが例外的なケースとして認識されているのではないかと思います。
やどかりサポート鹿児島で連帯保証を利用している方は身寄りのない方が多く、今後同じような事例が多く発生するのではないかと予想しています。こうしたことから皆さんとお話しする機会を今回設けました。
保証人についての意見交換
意見交換では皆さんの経験されたことから様々な意見が交わされました。
若くて生活保護を受けている人は保護課から「就労してくださいね。」といわれるが就労の際に保証人を求められることも多い。生活保護の人は身寄りがなく生活保護になっている人もいるのに保証人を求められたら働きたくても働けない。
生活保護の人には証明書などで保証人がなくてもいいように出来たらいいんだけどな。
他の県でも鹿児島と同じような対応をされたので全国どこでも同じように困っている人はいると思う。
病院も経営があるのでリスクを背負うことには敏感にならざるを得ないところがある。現状、病院がリスクを負っているので国、行政でリスク分散できるようにしないといけないと思います。
実際に入院の際に保証人を求められました。その際は友人がなってくれたのでどうにかなったが、全員が引き受けてくれるわけでもないし、保証人を頼むのは難しい。
皆さんから多くの意見が出ましたが、身寄りのないことで困ったというリアルな声があがってきました。身寄りがないことで起きる理不尽は制度の穴になっている部分かと思われます。今後単身世代が増え、身寄りがない人が増えてくるであろう日本では早急に制度の穴を埋める施策が必要でしょう。
楽しいイベントの計画
サロンでは真面目な意見交換も行いますが、楽しい雑談もやっています。今回は料理の話になり、サロンにでっかい鍋があるという話から10月19日(火)16:00~のサロンにて希望者でカレーを食べることになりました。皆さんからの意見でパッと予定まで決まってしまいました!
みんなでお金をだしあって材料等を買うので希望者を孤独死ゼロアクションLINEオープンチャットで募りたいと思います。参加されたい方でまだLINEオープンチャットに参加されていない方はQRコードから参加をお願いします。
*LINEオープンチャットへはニックネームでの参加ですので個人情報がばれることはありません。ただ緊急時の対応に備え事務局側で本名等を把握することが必要だと考えています。参加されたらLINEのノートのGoogleフォームから本人確認の入力をお願いします。
今週のネコちゃん
先週はネコちゃんがいなかったのですが、今週はネコちゃんに会うことができました。参加者のお1人がネコちゃんのエサを持ってきたのですが、チュールを3本たいらげてしまったとのことです。
どんどん大きくなっていくネコちゃんにも注目です。
というわけで10月3日のやどかり交民館の様子でした。来週は10月10日(火)16:00~やどかり交民館です。
ぜひご参加ください。
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