やどかりスタッフ

皆さんこんにちは!やどかりサポート鹿児島のスタッフです。
鹿児島は台風が近づいていますが、皆さんお家おこもりの準備は整っておられますでしょうか。

今日のやどかりブログでは利用者のEさんのインタビューを掲載します。Eさんは一見どこにでもいる40代男性。穏やかな雰囲気で言葉を選びながら話して下さいます 
しかし、そんなFさんは若い内にお兄さんや父親が無くなってしまって「身寄り」がなく、そのことで様々な困難に直面しています。

日本では単身世帯が38%とかなりポピュラーな存在になっているとはいえ、身寄りがない人が直面しているトラブルはまだまだ認知度が少ない問題なのではないかと思います。
やどかりがアプローチしている「身寄り問題」に焦点を合わせていく上で、当事者のストーリーを世に出すのは、とてもやりがいがある仕事だと思っております。 

穏やかな雰囲気で街に自然に溶け込んでいるFさんが、どんな理由で居住困難に直面したのかを知っていただきたいと思います。 

Fさんがやどかりを利用されたきっかけ 

やどかりスタッフ

やどかりの連帯保証を利用された経緯について、ざっくり教えていただけますか?

Fさん

元々は香川で仕事していましたが、その後派遣で働くようになりました。
派遣社員を選んだ理由としては、実現させたい夢があって、そのために時間に都合をつけたり、お金を貯めたりしていたんです。 

しかし40代になるまでに金銭的なトラブルや親兄弟の死が重なり、「身寄りがない」状態になってしまいました。
家を借りようとしたのですが、保証人の問題でどこに行っても断られ、最後の最後にやどかりサポート鹿児島の存在を知り、ようやく今の家に入居できた感じです。 

Fさんが居住困難に至るまで  

中学生の時に母親が突然借金と共に失踪 

やどかりスタッフ

元々どちらのご出身なのですか?

Fさん

生まれたのは愛媛県で、その後ずっと過ごしたのは香川県になります。 
父母と兄の4人家族で、兄とは6つ年齢が離れています。父親は元自衛官で、職人気質の実直な人でしたね。 
 
家族4人で暮らしていたのですが、僕が中学1年生の時に母が突然失踪してしまいます。僕は母親が好きでしたから、訳が分からないし、母親を探したいと強く思っていました。でも、父親は「探すな」と言うんです。そのせいで大分荒れましたね。父とは何度も殴り合い、警察沙汰になったこともありました。 

Fさん

母親の蒸発の原因は今でも判明していないけれど、彼女は失踪する前に周りの人々や親戚からお金を借りていました。母の借金は父親が一生懸命働いてコツコツ返済していましたが、その件以降、我が家と親戚の関係は切れてしまいました。
家は裕福ではありませんでしたね。

やどかりスタッフ

Fさんが「連帯保証人がいなくて家が借りれなかった。だからやどかりに来た」と仰っていたので、自分はてっきり「ひとりっ子なのかな?」と思っていました。そのような事情があったんですね…

Fさん

兄弟もいたんですが、早くに亡くなってしまったんです。 

Fさん:
高校を卒業後に僕は7年ほどとび職で働き、その後はショッピングモール併設のゲームセンターで働きました。アルバイトで入ったのですが、働きが認められ、店長にもなりました。

ゲームセンターで接客し、人と話すことはとても楽しかったのですが、職場の合併で「正社員にならない」という話が出たのです。でも、正社員になると転勤が多くなるし、仕事の責任も重くなるという話を聞いて、正社員にならずにその職場をやめました。

やどかりスタッフ

確かに正社員は責任もあるし転勤も多いけど、経済的に安定するのでは?と思います。
断る理由が他にもあったのではないですか? 

Fさん

夢のためにプライベートの時間を確保したかったのです。

僕は幼稚園の頃から空手をやっているのですが、いつか道場を開きたいという夢があったんですね。
道場開業のため派遣の給料から貯金もコツコツしていて、空手以外にキックボクシングや総合格闘技も習得し、あと少しで実現するところまで来ていました。

Fさん:
道場を開く話は父親にもしていました。母親の失踪後にぶつかり合った相手ですが、最後の方はとても関係が良かったです。 

道場計画が実現しかけたころに父親は病気で亡くなりました。その少し前に兄も病気で亡くなっています。
つまりこの時点で僕は「身寄りがない」状態になったのです。
 

 

親友の持ち逃げ+パートナーとの別れ+派遣切りに合う 

Fさん

道場を開くにはお金がかかるので、親友2人と僕の3人で共同で開業しようという話になりました。 
親友がその段取りをしてくれて、僕は何年も派遣の仕事でためたお金を彼に預けました。 

ところが、彼がお金を全て持ったまま失踪してしまいます。
自分は数百万円の被害にあい、もう一人の友達も少なくないお金を持ち逃げされてしまいました。 
そんなことする人間じゃないと思ってお金を預けたので、今でもショックです。 

Fさん:
狭い地域なので
Fがお金を持ち逃げされたらしい」という噂が地元中を駆け巡りました僕はその頃県の金融機関で派遣社員として働いていたですが、その話を上司が聞くこととなり、「噂を聞いた。職場を辞めてくれない?」と言われてしまいました。 

やどかりスタッフ

Fさんは持ち逃げの被害者なのに、どうしてそういう話になるんですかΣ( ̄□ ̄|||)?

Fさん

どうしてでしょうね…。「金銭的にダメージを受けている人間にお金の仕事を任せるわけにはいかない」と思われたのかもしれないです。 

Fさん:
さらにショックな出来事は続きます。 

僕にはその時10年以上お付き合いして「そろそろ結婚しよう」という段階になっていたパートナーがいました。しかし噂が回ると同時にパートナーのご両親から交際をやめて欲しいという声が上がります。「経済的基盤が薄い人間と自分の娘が一緒になるのは不安」というようなことでしたね。 

持ち逃げ事件から失業、そして彼女との別れ。嫌なことが次々に起こり、僕は地元にいるのがとてつもなく苦痛になってしまったんですね。地元が嫌というか、生きているのさえ嫌になり、死に場所を探して2か月ほどバックパッカーをしていました。 

自分が今も生きているのは、たまたま出会った農家のお爺ちゃんお婆ちゃんのおかげです。 
所持金も少なくボロボロで彷徨っていた時に、畑にいるおじいちゃんおばあちゃんに「仕事を手伝うから、水と食料を分けて欲しい」と頼むと「そんなことせんでいいから水と食料をやる」と自宅に入れ、見知らずの僕を一晩泊めてくれました。「仕事もお金も彼女も無くなったし、もう死にたいです」という話を聞いて、「死んではいかん」と本気で怒ってくれた。あの2人がいなかったら僕は今ここにいないのではないかと思います。働けるようになってから二人にお礼にも行きましたよ。 

静岡の工場に就職するも、再度の派遣切り 

寮付き派遣時代、Fさんの住んでいた部屋に近い間取りのお部屋。
マンションの1室だったという。
Fさん

老夫婦から本気で怒られたことで僕は立ち直り、仕事を探しました。
5年間ほど色々な職場を回りましたが、最終的に静岡で寮付きの自動車工場で働きました。 
最初は精密機械のウエハーを作る仕事から入って、何種類か職種を回り、最終的に車の検品をしていましたね。 

やどかりスタッフ

“寮”と聞くと、大学などのによくあるタイプの相部屋の“寮”を想像してしまって、あまり住環境が良くないのでは?と感じます。
寮を出て引っ越ししたいとは思われなかったのですか? 

Fさん

僕の住んでいた寮は1棟借り上げ型のマンションのワンルームで、プライバシーが確保されているタイプだったんですよ。
特に不便もないので、「ここから出て自分で家を借りよう」とは思わなかったんですね。 

Fさん:
この会社では5年働いていましたが、親会社が経営不振で合併することになり、半分くらいの社員が辞めさせられることになりました。 

僕は会社から「別の工場を紹介するのでそこで働きませんか」と言われたのですが、知り合いに声をかけられて「九州で新しい仕事を探そう」と思ったんです。 

 

やどかりスタッフ

Fさん、もしかして旅行好きだったりされませんか?
(*´ー`)

Fさん

はい。旅行は大好きです。

鹿児島で身寄りがない人の住居探しの困難に直面する 

Fさん

友人に誘われてやってきた鹿児島でしたが、いざ仕事を探し始めると、うまくいかなかった。
派遣で貯めた貯金もあったのですが、いつまでも友達の家にお世話になるわけにもいかないから、宿泊費や食費を出さないといけない。
住居がないことで生活にものすごくコストがかかり、貯金はみるみる減っていきました…。

Fさん:
とうとう本当にお金が無くなり、生活保護を申請しようと鹿児島市役所に向かいました。そして保護を申請したのですが…僕には住所が無いんですね。 
役所の人から「住所を決めたら生活保護が通るよ」と教えてもらい、不動産巡りを始めましたが、連帯保証人になってくれる人がいないと物件探しはとても大変なんですよね…。 

やどかりスタッフ

今は保証会社も多いし、「保証人なし」と書いてある物件もよく見ます。それでも“大変”となってしまうのはどうしてなんでしょう…?
(;д;)

Fさん

僕は家族がいないし、親戚との関係も断絶しています。
「保証人は不要です」と広告されている物件を探して不動産屋を回るのですが、落とされてしまうんです。 

Fさん

それに、保証会社を使うにも連帯保証人が必要だったりするんです…。
「自分みたいに身寄りがない人間は、一体誰に頼ったらいいんだ?」と不安になりました。

やどかりスタッフ

保証会社を使用する場合、収入審査もあると聞いています。
Fさんのように「新しい土地で家を見つけ、新たに仕事も始めたい」というようなケースだと難しいということなんでしょうね…( ;∀;)。

「やどかりサポート鹿児島」の存在を知り、物件確保へ

Fさん

不動産屋をいくら回っても入居できる物件は見つからず、僕は絶望していました。
そんな時に「ここを使えば家を確保できるかもしれない」とやどかりの存在を知らされました。 
HPからメールで問い合わせたらすぐに返事が来て面談が行われ、「助かった!!!」と思いましたね。
  

Fさん

住所が決まったので、役所に連絡して生活保護も申請しました。  

やどかりスタッフ

保護申請から受給開始までに2週間くらいタイムラグがありますよね?
その期間はどうやって乗り切ったのですか?
(;゚Д゚)

Fさん

友達が「それくらいの期間なら、自分の家に居候してもいいよ」と言ってくれたんです。 
それに、やどかり理事長の芝田さんが「物件に早めに入居してもいいから」と言ってくれたので、野宿はまぬがれることができました

Fさん:
やどかりに紹介してもらった物件は最初から家具・家電がついており、大分助けられました。
生活保護には需給の際、家の備品を購入することができる家具什器費という予算があります。でも金額限られているため、家電をそろえるのに困るケースが多いのです。
 
 

やどかりスタッフ

住居を確保できて本当に良かったですね…。
その時のお気持ちを教えていただけますか?

Fさん

やどかりに「連帯保証を引き受けるにあたって面接がありますよ」と言われた時は「え?面接あるの???」と感じ、かなり緊張しました。 
だけど知らない人の連帯保証というのはリスクのある行為ですし、仕方がないと思います。

Fさん:
そもそも「身寄りもいなくてその時点で仕事もないけれど保証する」というやどかりのような団体はかなりレアではないかと思うので、生活保護困窮者に対して、もっと情報発信して欲しいですね。 

 それと、僕は色んな要因があって身寄りがなくなってしまったのですが、日本は会社に入社する時にも入院する時にも連帯保証人や身元保証人が求められる場面が多く、「生きづらい世の中やな」と感じてしまいます。 

“やどかりライフ”のメンバーになってからの感想 

やどかりスタッフ

やどかりライフというコミュニティへの参加や、互助のある生活を実際に参加して感じたことを教えてください。

Fさん

面接時にやどかりが利用者同士の互助(やどかりライフ)を促進していることや、互助会「ゆくさの会」があることは伝えられていました。
でも、それが何なのか、参加ってどういうことなのか具体的に全然イメージできなかったから、分からないまま承諾してしまった。

Fさん

今も「やどかりライフって何?」「互助ってどういうことをしているの?」と聞かれて、うまく説明できる自信がありません。 
だから面接時にもっと詳しく説明して欲しいと思っています。
 

Fさん:
僕は人としゃべることが好きなので、知らない人と全く関わりを持たないより関わりがあった方が良いと思っています。研修会やサロンなどのやどかりの“つながり”にはマイペースに参加しているので、合っているのかも。 

趣味の合うメンバーとは一緒にカラオケに行ったり、自分の得意な格闘技の護身術講座を開きたいねという話をしたりしています。 
ただ、現在の居場所サロンは自分の住んでいる場所から離れているので、僕らの住んでいる地域にもああいう居場所があればいいのにと思っています。安否確認を兼ねてリアルに頻繁に会える居場所があればいいですね。 

今後の予定について 

Fさん

鹿児島に来てから結構経ったんですが、最近になって体にガタが来ており心臓の薬を服薬しています。 
でも、保護のままずっといるのは良くないし、「何とかもう一度武術を教えられるようなりたい」と思っているので体調を整えています。

今の時代は便利で、格闘技をYOUTUBEで教えることもできるので。 

Fさん

友達に道場の開業資金を持ち逃げされた時は、本当に許せないと思っていました。でも、あの事件があって、今の自分がここにいるので許せるかなとも思います。 
今は自分の目標に向かって進んでいきたいと思います。  

Fさんのインタビュー後記 

身寄りがあって保証人に困ったことがない人は「連帯保証人を用意するのは当たり前でしょ」と考えがちですが、家族のトラブルや死、高齢化で連帯保証人が用意できなくなる可能性は誰もが持っていると思います。 

はにかむような笑顔で言葉を探しながら、ゆっくりと話して下さるFさん。同じ人間同士なのに、身寄りがあるのとないのとで、とても多くな断絶があるということに気付かせてくれたインタビューでした。 

Fさん、長時間にわたってお話しいただき、本当に有難うございました。 


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こんにちは!やどかりサポート鹿児島広報スタッフです。

8月に突入しさらに暑くなってきましたね。皆さん体調には気を付けて過ごしてください。

今回は毎週火曜に開催している「やどかり公民館」8月1日分のレポートをお届けします。

今週はゆるりとみんなでお話し合いをしました。

居場所でのイベントについて

花火大会

8月19日(土)に鹿児島では大きな花火大会が行われます。今回はゆくさの会と合同で開催することになりました。やどかりでも参加者を現在募っています。ご参加を希望する方は来週8月8日のやどかり交民館にお越しください!(参加費2000円かかります)

居場所内でのイベント

花火大会や料理会など様々なイベントを企画していますが、せっかくの広い居場所を活用してのイベントを企画していないということにいまさらながら気づいてしまい…

参加者の皆さんに居場所内でできるイベントについて自由に意見をいただきました。

  • ボードゲーム大会(オセロ・将棋)
  • UNO
  • トランプ

1度開催したら、今後のやどかり交民館が始まる前に自然とみんなで遊んで交流できるかもしれないね。という意見も出ました。そんな風に居場所が活気づいてくれると嬉しいです。

8月29日の「やどかり交民館」での開催を予定していますので、皆さんぜひご参加ください!

楽しそうに今後のイベントについて話し合っています

孤独死ゼロアクション

今回はグループワークではなく、ざっくばらんにお話しする中で自然とLINEグループの話題がでてきました。

今週LINEグループで緊急事態が起こったため参加者の皆さんも心配してくださいました。

緊急時の対応について以下のような意見が出ました。

LINEグループについて話す参加者の皆さん
Aさん

匿名のオープンチャットだからやどかりしか参加者の個人情報はわからない。助けてやりたい気持ちはあったが、個人情報を他の参加者もいるオープンチャットで聞いていいのか悩んだ。

Bさん

今回問題が起こったのは深夜だったし、やどかり側も対応できないことがあるだろう。気づいた人が動けるのがベストだが個人情報を知らないと動けないし、匿名じゃなかったらグループに入る人も少なくなると思う。

Aさん

小グループを作るときはリーダー的な人を立てて、その人だけは連絡先を知っておいてもいいかもしれない。

Cさん

でも、リーダーが対応できないときは今回の件と変わらない状況になる。周りのメンバーが気づいても動けない状況は変わらないよ。

Aさん

全員が個人情報を知っているのはリスクも高いし、個人情報を教えないといけないのはハードルが高くグループは広がらないと思う。
かといって緊急時に対応できなければグループの意味がない。どこまで線引きをするかは考えないといけないよね。

様々な意見が出ましたが、周りの人が困っていたら可能な限り助けてやりたいという思いは一致していました。課題がたくさんありますが、孤独死ゼロアクションでの相互に見守り合い・助け合うというヴィジョンが形として垣間見えてやどかりとしてもグループの在り方、ルールを定めて助けたいけど動けないという事態をなくしていきたいです。

今週のご近所ネコちゃん

毎回恒例になりつつあるご近所ネコちゃんたちの姿。参加者の方も仲良くしています。

ご近所ネコと触れ合う参加者さん

というわけで今週のやどかり交民館の様子でした!

来週は料理会を担当者の方にも来ていただいて進めていく予定です。ぜひご参加ください!

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こんにちは!やどかりサポート鹿児島広報スタッフです。

いよいよ夏本番になってきましたね。夏バテにもしっかり注意しつつ夏を楽しんでいきましょう!

毎週火曜に開催している居場所サロン【やどかり交民館】のレポートです。(7月25日開催)

今回も楽しく皆さんでお話し合いをしました。

交流している参加者の皆さん

孤独死ゼロアクションについて

前回に引き続き、孤独死ゼロアクションのLINEオープンチャットについて議論しました。

今後予定しているLINE小グループの在り方について2つのグループに分かれてグループワークを行いました。

主な論点は以下の4つです。

  • LINE小グループはリーダー制で管理するか?
  • LINE小グループは匿名か顕名か?
  • 緊急時の対応
  • グループの分け方

Aグループの意見は次のようなものが出ました。

Aグループ

・LINEグループは匿名がいいな。プライベートなLINEアカウントではトラブルが起きそう。
・既読・返信がない人がいたらグループの人がやどかりに報告しやどかりが動く(緊急時の対応)
最終ログインがわかるアプリを使えば発言しなくてもいいから簡単かもしれない。
・LINEが使えない人(高齢者・障がい者など)はどうするのか?

Bグループからは次のような意見が出ました。

Bグループ

・指示系統をきっちり決めて運用することが大切。問題が起こったときに備えてやどかりあるいはリーダーを決めておくのが良いのではないか。
・プライベートのアカウントでのグループでも構わない。
・グループ分けは仲のいい人同士のほうが継続していけるのではないか。

やどかりとしての今後の展望

やどかりサポートとしても手探りで始めている「孤独死ゼロアクション」ですが、やどかり内部での協議やサロンでの意見交換のおかげで方法性が定まってきました。

やどかりの理事長である芝田さんから参加者の皆さんに今後の「孤独死ゼロアクション」について今後の展望をお話がいただきました。

  • まずは全体オープンチャットの人数を増やし、やどかりとの連絡手段を確保!
  • 小グループを作る際にやどかりとして孤独死ゼロアクションの理念をしっかり伝える。
  • 小グループでのやどかりの役割を確定させる。
  • LINEのようなアプリだけでなく、人と人が直接見守り合うことも大切。両方をうまく使っていきたい。
  • 小グループの作り方は様々な意見が出てきた。どれがうまくいくか考えるだけじゃなく、試験的なグループの運用を始め、最も適した方法を見つけていきたい。
孤独死ゼロアクションについて語る理事長

サロンでのイベント関係

料理会についても着々と進んでいます。居場所で交流できるイベントについてもみんなで話し合っていて、今後も参加者の皆さんと話し合いながら楽しめるイベントを計画中です。

駐車場でお休み中のご近所猫ノリスケ

外は真夏で暑いですが、ぜひ居場所に参加してください。ネコちゃんも待っています!

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こんにちは。やどかりサポート鹿児島、広報スタッフです。
7月も中旬に入り、いよいよ本格的に暑くなってきましたね。
皆様熱中症にお気を付けください。

今回は7月18日に開催された居場所サロンについてレポートします。

サロンの今後や、イベントについて真剣に議論して下さる利用者の皆さん

孤独死ゼロアクションの今後について

「①みんなで見守りあうLINEオープンチャットの人数を増やす方法」、「②今後予定している小グループでの見守り合い」についてグループに分かれて意見を出し合いました。
「①人数を増やしていく方法」については、次のような意見が出ました。
①みんなで見守りあうLINEオープンチャットの人数を増やす方法
  1. 地域ごとで居場所を開催し、その地域の人に集まってもらいオープンチャット参加を呼び掛けていく。東谷山と下荒田で開催はどうか?
  2. 知人を誘う
  3. 近所の人を訪問してオープンチャについて説明し加入してもらう
  4. ビラを配ってみる
「②小グループへの移行」については次のような意見が出ていました。
②今後予定している小グループでの見守り合
  1. 反応がないときはすぐに訪問できるように地域ごとで分けるのがいい
  2. 仲が良い人じゃないとLINEで会話しようと思わない
  3. 男女で分けるのはどうか。

サロンのイベントについて

料理会は各メニューごとに作ってくれる人を決めるのですが、担当者も決まったので本格的に動き出しそうです。

引き受けて下さった方に感謝ですm(__)m

会場に来ていた近所のネコ。

利用者さんへはまた次回のサロンについてLINEグループでなどでご連絡いたします。

皆様のまたのご参加お待ちしております!


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こんにちは。やどかりサポート鹿児島、広報スタッフです。
7月に入ってものすごく暑くなてまいりましたが、皆様お元気にお過ごしでしょうか?
雨も多く、今年は異常気象なのではないかと心配になっております。

以前に台風で家を吹き飛ばされてやどかりサポート鹿児島のシェルターを利用された方もいらっしゃるので
皆様のお家が大丈夫であることを願ってやみません(T-T)。

さて、7月11日の居場所サロンでは、お天気が悪かったのにもかかわらず利用者さんが集まり、
今後のサロンについて皆で話し合いました。

今後サロンをどんなふうに運営していくのか、みんなで話し合ってホワイトボードに書いていきました。

「皆で花火をやりたいよね」「料理を作って一緒に食べるのはどうだろう?」など意見が出て、唐揚げを作ってくれる人や中華スープも担当者が現れ、今後の展開が楽しみな話し合いになりました(^-^)。

老若男女いろいろな利用者さんが悪天候な中参加して下さいました。ありがとうございました!

利用者さんへはまた次回のサロンについてLINEグループでなどでご連絡いたします。

皆様のまたのご参加お待ちしております!


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やどかりスタッフ

こんにちは!やどかりサポート鹿児島の広報スタッフです。
暑いですが皆さんいかにお過ごしでしょう?

やどかりではお家に困っている人が緊急で滞在できるシェルターを運営しています。
このシェルターですが、利用者さんに近隣のスーパーを教えてあげたり、シェルターの使い方を教えてあげたりする仕事は、居住困難の経験を持つ先輩の利用者にお願いしています。
つまり実際にお家に困ったり、シェルターに入居経験がある方に、シェルターの運営をお手伝いいただいているんです。

今回はシェルターのお仕事を良く手伝って下さっている30代の利用者さん(Dさん)のインタビューをさせていただきました。

30代バリバリサラリーマンであったDさんがどうしてシェルター入居に至ったのか?その後のピアサポーターの仕事をするまでどんな心境だったのか、とても詳しく話して下さったので,

是非皆様にお読みいただけたら嬉しいです。

Dさんがやどかりを利用したきっかけ

やどかりスタッフ

Dさんはピアサポーターとしてたくさんご協力くださり、また的確な意見を下さるのでいつもとても助かっています(^-^)!
「社会人としても第一線で活躍されていたんだろうな」といつも感じるのですが、シェルターを利用した経緯について教えていただけませんか?

Dさん

僕は元々運送業の営業をしていましたが、痛風になったせいで退職したんです。痛みで朦朧とした状態で市役所に相談したら、シェルターを紹介されました。
その後、シェルターからの転居時に、やどかりの連帯保証を利用させていただきました。

Dさん:それまでは自分が生活保護という制度を利用するとは思っていなかったし、やどかりサポート鹿児島の事も全く知りませんでした。

倒れる前の生活と、病気の始まり 

やどかりスタッフ

痛風で倒れる前はどんな生活をされていたのですか?

Dさん

痛風で倒れる前は、毎日忙しい生活を送っていましたね。
職場に人が足りていなかったこともあったのですが、仕事するのが楽しいと思っていたので、休みをもらっても出勤することが多かったです。月の休みは実質2日くらいでした。生活も不規則でしたね。

Dさん:
結婚して子供もいましたが、離婚して一人暮らしをしていました。

ある日、足がねん挫したように痛くなってきました。
今思うとそれが痛風の始まりだったのですが、その時は「前にケガをしたところが痛むのかな?」と深刻に考えなかったんですね。

1年くらいたつ頃には、足だけではなく体中の関節が痛むようになり、痛むスパンも数か月ごとだったのが、2週間おきくらいに短くなってきました。
それでも休めば痛みは引いていくし、当時は仕事が忙しかったこともあり、そのまま放っておいてしまいました。

そんな生活の中、どうしても穴をあけられない仕事を会社から頼まれ、トラックで荷物を運ぶことになりました。
ところが、県外のパーキングエリアで仮眠から目覚めると、足が象のように腫れ、痛くて動くことができません。荷物の到着が遅れたことで会社に損失を与えてしまいました。
会社は許してくれたのですが、自責の念に駆られて退社しました。

その後は知り合いの事業を手伝いもしたのですが、足の痛みは治りません。「少し休んでゆっくりしたら?」とアドバイスされたこともあり、自宅療養することにしました。
この時は「働いていたころの蓄えもあるし、しばらく休めれば治るだろう」と気楽に考えていましたね。

自宅療養中は、足が痛くてスーパーに行けないので、ほとんど毎日のように出前を取っていました。痛風にはそれが悪かったようで、関節の痛みがどんどんひどくなり、四六時中痛むようになりました。あまりにも痛いので、お風呂に入るのも部屋の中を這っていくほどでした。

そのころから痛みをお酒を使ってごまかすようになりました。
以前は軽く晩酌をするくらいでしたが、朝から痛みに苦しめられるので、1日中飲んでしまうようになっていました。朝は「今日こそ病院に行かないと」と思うのですが、痛くて酒を飲むとそのことを忘れてしまい、同じことを繰り返してしまっていたんです。

やどかりスタッフ

痛風の痛みは骨折の痛みに匹敵するくらい痛いと言いますよね…
全身その状態なのに、どうして病院に行かれなかったのですか?
( ̄□ ̄;)

Dさん

「自分でも「どうして病院に行かなかったんだろう?」と不思議に思うのですが、今でもよくわかりません…(>_<)
動けなくても、タクシーを拾って病院にいけば良かったとも思うのですが、「こんなみっともない姿をタクシーの運転手さんに見せたくない」という思いもありました。今まで大きな病気をしたこともなかったし、楽観的に考えていたんですよね…。
それと、子供のころに病院に行った時に、医者にきつく叱られた事があり、病院受診に対してネガティブな気持ちを持ってしまっていたんです。色んな気持ちがあり、病院を避けてしまったのかもしれません…。



市役所に相談し、シェルターを紹介してもらう

Dさん

Dさん:
自宅療養を始めてから半年くらいたったころでしょうか。電力会社から「電気を止めます」の通知がきて、預金口座が空っぽになっていることに初めて気が付きました。 

 そこで車を売却してお金を作ったのですが、元妻に子供の養育費の残りを支払うなどしてそれもすぐ無くなり、住んでいた部屋を解約しないといけなくなりました。 

Dさん:
実はその時、お付き合いしていた女性がいて、その人から「行く所がないなら家に来たら」と言われていました。でも人に頼るのがどうしても嫌で、賃貸契約の解約後はその人の家に行くはずが、意識が朦朧とする中タクシーで市役所に行きました。 

到着した日が丁度GWの前日で、夕方だったのですが、「歩ける状態ではないので保護します」とシェルターを紹介されました。対応してくれた方が良い方だったんだと思います。 

Dさんの指。痛風結節と言われる症状が治っておらず、まだ指が曲がらない.

シェルター入居中の状況

Dさん

Dさん:
GWの間は痛くて動けず、体中が何も考えられないくらい痛いので、ずっと横になっているしかありませんでした。 
シェルターに入る前に病院で検査を受けていたので、結果を聞きに行くと痛風と診断され、「血液検査で信じられない異常な数値が出ている」と言われました。  

Dさん:
シェルターの滞在期間は限られているので、今後の住所が問題になりました。その時にやどかりサポート鹿児島を紹介され、物件も見つけてもらいました。 
しかし入居後も体が痛くて横になっていることが多く、荷物を運ぶこともできませんでした。 

そんな時に芝田さん(やどかりサポート鹿児島の理事長)が布団を運んでくれたり、近所に住む利用者さんに紹介してくれたりして友達が出来たのは、とても有難いことだった思っています。 

体が痛いので寝込んでいる時間が長かったのですが、芝田さんが毎週様子を見に訪ねてきてくれたり、友達が訪ねてきたりして、常に誰かが部屋にいるような状態でした。


バリバリ働いていたサラリーマンだったのに突然の病気に倒れてしまい、シェルターを使うことになったDさん。
後編では病気を療養しながらピアサポーターとして働いて下さっているDさんに、やどかりサポート鹿児島への思いや、今後の展望についてお話しいただきます。


やどかりサポート鹿児島「孤独死ゼロアクション」寄付のページはこちら
https://congrant.com/credit/form?project_id=6337

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皆さまこんにちは!

いつもブログを読んでくださってどうもありがとうございます。
やどかりの広報スタッフです。

今回は2023年6月17日土曜日に「やどかりサポート鹿児島」の2023年度総会を行ったので、そのご報告をいたします。

総会の会場と来て下さった方

今年度の総会は鹿児島市のボランティアセンターで行われました。

鹿児島市ボランティアセンター
看板を立てると“会議”という感じになりますね。

やどかりサポートの活動を支えて下さっている会員さんや、理事の方が集まりました。
出席者は全部で25人。会員さんの数はこの約2倍なのですが、欠席の方には委任状を頂いて決議を行います。
我々やどかりの事務局スタッフも参加いたしました。

会員の方、理事の方、事務局スタッフが一堂に会しました。

総会の内容

理事長挨拶

理事長からは冒頭あいさつとして2022年度のやどかりサポート鹿児島の活動報告のほかに、2022年度の保証事故の件数や原状回復費、支援者がおらず福祉サービスにつながっていない利用者の方たちに対してどのように支援をしていくかなど、今後の課題の説明がありました。

やどかりサポートが出来てから16年経ちますが、16年の間に利用者さんも高齢化しており、それまで健康に生活してきた利用者さんが、病気で倒れて医療機関に搬送されるようなケースも出てきました。

利用者さんの状態は経年で変化するので、きめ細かい支援のためには常日頃のモニタリングが必要ですが、それにはたくさんの時間と手間が必要です。

持続可能な連帯保証システムを今後どのように作っていくのかが課題です。

出席者に説明を行う芝田理事長

2022年度の活動報告

会員や理事の方に2022年度の活動報告を行いました。
2022年度はSUUMOジャーナルへの掲載や、第55回MBC賞の受賞で露出が多く、活動を評価していただき大変嬉しい年でした。

一方で、「地域福祉連帯保証」の保証人数の推移や、事故や滞納による保証事故が多い年でもありました。
代位弁済額が200万円を超えたのは初めてだそうです。

やどかりの地域福祉連帯保証は利用者さんの利用料や、会員様・寄付者様ご寄付によって運営されています。
多くの方の暮らしを守るために財政をしっかりと管理していく必要があると感じました。

補償事故が増えると支出が増え、やどかりの連帯保証システム日台するリスクが上がる。

次年度の計画

2023年度の計画としては、利用者さん達の社会的孤立状態の解消により具体的にアプローチしていく事が示されました。
やどかりの連帯保証で居住を確保した後、誰とも話す機会がなく、家の中にこもりきりになって社会的孤立状態になってしまう利用者さんが少なくありません。

それを防ぐために居場所サロンの運営を行ったり、LINEグループを作ったりして、利用者さんが参加できるチャンネルを増やしていくこと、どうしても参加したくない人にはIOTを使ったプライバシーを確保できる見守りの手段を提供していく事をお伝えしました。

また、相談支援事業部からは、次年度は障碍者手帳をお持ちの利用者の方はもちろんの事、「手帳を持っていない隠れた障害者のかたもしっかりと支援を行っていきたい」と話がありました。

総会資料をオンライン公開に!

活動の内容を伝えるために非常に重要なのは資料です。
やどかりでは去年までは資料はすべて紙ベースの非常に分厚い資料を作っておりました。

紙には紙の良さがある反面、印刷コストが高い事や、モノクロかつ文字ぎっしりで読むのが大変なこともあり、今年から電子化し、写真や図を多くした見やすい資料を作ることを心掛けました。

やどかりサポート鹿児島2022年度の総会資料

電子化するとカラーで読みやすくなる上に、HPからダウンロードもできるので(紙ベースの総会資料の時は毎回必要な方に郵送していた)共有も簡単で助かります(^-^)。

今後は資料を作る時はなるべく電子媒体を使い、必要な場合はプリントアウトで配布するという形を取りたいと思います。

↓総会資料はこちらからフルページ閲覧が可能です。

終わりに

私たちは活動に対して様々な方々にご寄付やご協力を頂いています。そのためしっかりと説明責任を果たしていく必要があると思います。

今回は総会資料を電子化し、PCやスマホからよりアクセスしやすくするようにしました。

NPOが何をしているのかを簡単にご説明するのはとても難しい事だと思うのですが、私たちの活動をより多くの方にご理解いただけるように、今後も広報資料の改善をおこなっていきたいです。

最後に、読んでくださった方、総会に出席して下さった方、本当にありがとうございました!


やどかりサポート鹿児島「孤独死ゼロアクション」寄付のページはこちら
https://congrant.com/credit/form?project_id=6337

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2023年度総会資料

2023年度の総会資料をPDFアップロードしました。
冒頭にフルバージョンの資料をUPしてありますが、各箇所をオンラインで読むことが可能なよう、分割表示もしております。

総会資料(フルバージョン)

フルバージョンの総会資料になります。

2022年度活動のお礼とご挨拶

2022年度の事業報告

2022年活動報告トピックス

基幹事業

地域ふくし連携型連帯保証提供事業(地域ふくし連帯保証)

事業の目的「だれもが居住に困らない社会」を目指して,支援者を配置したうえで賃貸住宅の連帯保証を提供すること
概要2007年設立時より開始したやどかりの基幹事業
2023年3月31日現在,利用者398名(前年度+35人9.6%増加)

相談支援事業

事業の目的指定特定相談支援事業:障害のある方やご家族が障害福祉サービスを利用するにあたって,相談ができる窓口
指定一般相談支援事業:地域に出てくるまでの支援(地域移行支援),地域で暮らし続けるための支援(地域定着支援)を通して,地域生活に関する総合的な支援をおこなうこと
日常生活自立支援事業:認知症高齢者,知的障害者,精神障害者等のうち判断能力が不十分な方が地域において自立した生活が送れるよう,利用者との契約に基づき,福祉サービスの利用援助等を行うこと
概要2023年3月末現在の指定特定相談支援事業のアクティヴ利用者646名

委託事業

ピアサポーターステップアップ事業

委託元鹿児島市
委託事業の内容「市民健康まつり」に参加(各保健センターにて開催,計5回
リカバリーストーリー計7回発表(地域福祉館館長連絡会にて,鹿児島大学医学部保健学科生へ,民生委員・児童委員へ等)
地域移行支援にて退院した方を中心に,サロンやどかりを2回開催
ピアサポーター交流会を開催8回
ピアサポーター運営によるフォローアップ研修会を開催
委託期間2022年6月1日~2023年3月31日

委託事業ー鹿児島あんしん居住サポート事業における相談窓口の設置

委託元鹿児島県居住支援協議会
委託事業の内容相談窓口の設置(2022年4月~2023年3月の相談件数485件)
委託期間2022年4月1日~2023年2月28日

独立行政法人福祉医療機構社会福祉振興助成事業(WAM)モデル事業における事務局受託

委託元一般社団法人居住支援全国ネットワーク
委託事業の内容事務局(会議体の設置回)
委託期間2022年4月1日~2023年3月31日

助成事業・補助事業

共生社会実現に向けた住宅セーフティネット機能強化・推進事業

事業の目的住宅確保要配慮者居住支援法人が行う民間賃貸住宅等への入居の円滑化に係る活動の支援に関する事業
事業の概要入居前支援(79件
入居中の支援(561件
死亡・退去時支援(5件)
事業実施期間2022年4月1日~2023年1月31日
事業実施地域鹿児島県

赤い羽根 居場所を失った人への緊急活動応援 第4回助成

事業名コロナ禍で居住困難に陥った当事者が主人公となる居住支援推進事業
事業の概要当事者による個別訪問活動107名195回
居場所の運営70回
事業実施期間2022年4月1日~2022年12月31日(2021年度については,2021年12月1日~2022年3月31日実施)
事業実施地域鹿児島市

令和4年度予備費 社会福祉振興助成事業

事業名生活困窮者支援のための当事者主体のシェルター運営事業
事業の概要利用料無料のシェルターを3室運営
個室シェルター3部屋の運営(26人の利用実績)
ピアサポーターによるシェルターの清掃・入居者の補助
  ※シェルター運営は居住困難の経験がある方に“ピアサポーター”としてご協力いただきました。
ピアサポーターの交流会・研修会・事例検討会の実施(全10回
シンポジウムの実施(2022年2月10日 142名参加)
事業実施期間2022年4月1日~2023年3月31日
事業実施地域鹿児島市

2022年度受賞やメディアへの掲載

これまでの実績 ※一部を掲載

2022年度の決算報告

2023年度の事業計画

2023年度の予算案

資産総額の確認

その他の資料

やどかりサポート鹿児島では、2022年4月〜2023年3月にかけて、独立行政法人福祉医療機構の助成金で「生活困窮者支援のための当事者主体のシェルター運営事業」を行っておりました。

2022年5月から3部屋のシェルターを運営しておりましたが、1年間で26名の方を助けることができました。

最も多かったのはホームレス状態の方で11名、次に多かったのがDV被害者で6名、生活困窮者・精神障がい者・知的障がい者の方が各2名ずつでした。


DV被害者の方は身一つで逃げだしてこられることが多いのですが、スムーズに福祉サービスにつながらなかったり、相手が離婚を承諾してくれなかったりして滞在が長引くケースが多かったです。

年齢に関しては20代から70代まで幅広い年齢の方を受け入れました。
50代と60代が8名と多くなっていましたね。
20代の方も3名いらっしゃいました。

シェルター運営は共住困難の経験を抱えたことがある方がピアサポーターとして関わって下さり、利用者さんにコンビニやスーパーの場所を教えてあげたり、食料を持っていって下さったりしました。
利用者さんからは「ピアサポーターの方が助けてくれて本当に助かった」「自分も人を助けたいと思った」など素敵なコメントをたくさんいただきました。

助成金事業の詳しいご報告については、以下の報告書にまとめましたので、お読みいただければ幸いです。

令和4年度 独立行政法人福祉医療機構 社会福祉振興助成事業_NPO法人やどかりサポート鹿児島_報告書

シェルターの運営を続けられたのはご関係者の皆様の並みならぬご協力のおかげだと思っております。
本当にありがとうございました。

こんにちは。やどかりサポート鹿児島、広報スタッフです。
6月に入ったせいか雨が多い日々が続いていますが、皆様いかにお過ごしでしょうか?

やどかりサポート鹿児島では2023年の6月から、鹿児島市の唐湊に居場所サロンを新しくオープンしました。
鹿児島中央駅が近い便利な地域です。
6月4日13時〜15時の時間帯で行われたオープン記念茶話会は、30人以上が来てくださいました。

用意していた来場者リストがはみ出るほどで、嬉しい悲鳴でした(*^-^*)。

実際に会場で配ったプログラム

茶話会のプログラムはこんな感じ。
利用者さんだけでなく地域の方も来て下さっていたため、やどかりサポート鹿児島の来歴や、地域ふくし連帯保証についても改めてご説明いたしました。

事後アンケートでも、利用者さんの中でも「やどかりが何をしているのかよく分かった」と書いて下さっている方が複数名おられて、NPOとしての説明責任の大切さを感じました。

サロン運営に関するアンケートでは「自分の家から近いので嬉しい」「徒歩でこれる距離で嬉しい」という意見がある一方で「とても興味を持ったのだけど、自分の家から遠い…」というご意見もあり、サロンの位置についても考えさせられました。サロンから離れた場所にお住いの人にどのような交流の場を提供していくのかが課題だと思います。

会場ではお茶とお菓子をご用意したのですが、買い出しは当日の午前中に利用者さんたちが30人分のお茶とお菓子を調達してくださいました。ありがとうございました!!

サロンで何をしていくかはまだ未知数なのですが、料理会や講習会などのイベントを開いて利用者さんや地域の方が集まりやすいようなサロンを作っていきたいと思っています。

やどかりサポート鹿児島「孤独死ゼロアクション」寄付のページはこちら:
https://congrant.com/credit/form?project_id=6337

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